最も熱狂的なファンをもつアニメ作品4つ

今や、世界中にアニメ好きが存在しますが、ただの普通のアニメ好きとは一線を画す、とてつもなく熱狂的なアニメオタクもいますよね。暇な時間に、好きなシリーズや映画を見る程度であれば、まだカジュアルなアニメ好きでしょう。一方、熱狂的なアニメオタクの中には、自分の好きな作品にちなんで、フィクションストーリーやビデオゲーム、さらには実写映画の脚本を書く人もいるようです。アニメオタクは、世間からの冷たい目線や誤解を受けることがありますが、彼らが好きなアニメに没頭することに否定はできないでしょう。

アニメオタクは常日頃から、斬新な発想によるコスプレをしたり、想像力を駆使して既存のストーリーを発展させたりして、アニメーションの世界に命を吹き込むために懸命に活動しています。つまり、単にソーシャルメディアやイベントでお気に入りのアニメについて発言している、ただのアニメ好きではありません。自分の好きなアニメが世界中でどれだけ愛されているか、また、熱狂的なファンであるがゆえのライフスタイル、プロジェクト、そして(時には)デモンストレーションの数々までアピールし合うのです。本記事では、そんな熱烈なオタクファンをもつアニメ作品をピックアップしてみました。ただのアニメ好きという方でも、要チェックです!

  1. 『NARUTO―ナルトー』

『NARUTO―ナルトー』の熱狂的なファンの中には、最終的にナルトとサクラが一緒になることに執着するあまり、別の結末が書かれるまで漫画を禁止するよう嘆願書を出した人もいるとか…。どうとでも言えることですが、オタクによる献身的な行動のひとつとも言えるでしょう。同アニメは、日本では商品広告、テレビ広告、印刷広告、さらには地下鉄の電車内にも登場するほどの人気を博しました。連載終了を記念して、東京で「NARUTO展」が開催されたのも、まだ記憶に新しいでしょう。原画の展示や人気回の上映、そしてナルトの大好物であるラーメンなど、作品にちなんだメニューが展示されました。

  1. 『進撃の巨人』

『進撃の巨人』のシーズン2を何年も待ち望んでいたファンは、少しでも待っている期間を紛らわそうと、ますます工夫を凝らすようになったのではないでしょうか?同アニメに関しては、熱狂的なファンが制作した番組やテレビゲームだけでなく、立体機動装置までもあります。その人気ぶりは驚くほど異常で、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)では、『進撃の巨人』をテーマにしたイベントが開かれ、実物大像となる全長15メートル級の巨人も登場しました。パーク内では、同アニメの名シーンが再現され、ファンの間で話題になりました。

  1. 『ONE PIECE』

『ONE PIECE(ワンピース)』のファンは、麦わら海賊団の活躍に、熱狂的かつ保護的であることで有名です。ワンピースオタクは、作品の質を守るだけでなく、神話上のデビルフルーツや海賊の乗組員を再現し、世界観を楽しむために何時間も努力することを惜しみません。このような熱狂的なオタクの想いもあってか、作品のシナリオに基づいたPCゲームやカードゲームも生まれました。また、連載15周年を迎えたときには、常設大型テーマパーク「東京ワンピースタワー」がオープンしました。さらに、主人公のモンキー・D・ルフィは、2020年東京夏季オリンピックではイラスト大使を務めました。

  1. 『ドラゴンボールZ』

「ドラゴンボール」シリーズは、1984年の原作漫画からファン層が急速に広がり、初期の視聴者の子供が生まれるほど、長く人気を博しています(当然、ファンの子供もファンになる)。熱狂的なファンによって制作された「ハイパードラゴンボールZ」は、2Dのストリートファイター風のゲームで、過去3年間ずっと、コンテンツがアップデートされ続けています。この他にも、同アニメをテーマにしたカフェ、ファーストフード、プロモーション、コラボなどが次々と発表されており、今後もしばらく悟空の人気が衰えることはなさそうです。